緩和・支持・心のケア 合同学術大会2020

セッション情報

シンポジウム

[S_19] がんロコモ

座長:髙木 辰哉(順天堂大学 整形外科・リハビリテーション科・緩和ケアセンター),上野 順也(国立がん研究センター東病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科)

髙木 辰哉 利益相反1~10:該当なし
上野 順也 利益相反1~10:該当なし

「がんロコモ」は、がんによる運動器障害(骨転移や骨軟部肉腫など)と、がんの治療による運動器障害(二次性骨粗鬆症、筋力低下、末梢神経障害など)、がん患者に併存する運動器障害(腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症など)によって移動能力が低下した状態を指す概念です。現代は、がんに罹患しても生存を目指すだけではなく、最期まで人間らしく動けることが大切とされようになってきました。2018年に日本整形外科学会からされた「がんロコモ」の提唱は、がん患者の運動器診療に様々な医療者が積極的にかかわることによって、介護を減らし、社会全体の負担を軽減することを目指すものです。本シンポジウムでは、緩和医療における運動器障害の重要性を認知していただき、アプローチなどについてそれぞれの立場から発表し、意見交換していただきます。

奥平 由香1, 熊野 宏治1, 進藤 篤史1, 松本 晴美2, 足利 多貴子3, 小石 恭士4, 村田 博昭5 (1.パナソニック健康保険組合 松下記念病院 リハビリテーション科, 2.パナソニック健康保険組合 松下記念病院 看護部, 3.パナソニック健康保険組合 松下記念病院 患者支援連携センター, 4.パナソニック健康保険組合 松下記念病院 緩和ケア内科, 5.パナソニック健康保険組合 松下記念病院 整形外科)

原 仁美1, 酒井 良忠2, 河本 旭哉1, 竹森 俊幸1, 秋末 敏宏1,3, 黒田 良祐1 (1.神戸大学大学院 整形外科, 2.神戸大学大学院 リハビリテーション機能回復学, 3.神戸大学大学院 保健学)

石木 寛人1, 蓮尾 英明2, 松田 能宣3, 松岡 弘道4, 平本 秀二5, 樋口 雅樹1, 所 昭宏3, 羽多野 裕4, 堀 哲雄5, 金川 潤也6, 野島 正寛7 (1.国立がん研究センター中央病院, 2.関西医科大学附属病院, 3.近畿中央呼吸器センター, 4.近畿大学病院, 5.三菱京都病院, 6.埼玉医科大学病院, 7.東京大学医科学研究)

西山 菜々子1, 松田 能宣2, 藤原 紀子3, 有吉 恵介1, 小山田 隼佑1, 金石 圭祐4, 志馬 咲子5, 遠藤 通哉6, 金澤 裕信7, 降旗 由香8, 岩城 隆二9, 菅原 弘樹10 (1.特定非営利活動法人JORTC, 2.国立病院機構近畿中央呼吸器センター 心療内科, 3.東京大学医科学研究所附属病院 緩和医療科, 4.JCHO東京新宿メディカルセンター 緩和ケア内科, 5.ガラシア病院 リハビリテーション科, 6.甲南医療センター リハビリテーション部, 7.相良病院 緩和ケア科, 8.薬師山病院 看護部, 9.大阪赤十字病院 緩和ケア科, 10.市立岸和田市民病院 リハビリテーション部)