緩和・支持・心のケア 合同学術大会2020

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シンポジウム

[S_29] 緩和ケア均霑化にむけた緩和ケアのアウトリーチ活動を広める

座長:佐々木 淳(医療法人社団悠翔会 理事長・診療部長),高山 智子(国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報提供部)

佐々木 淳 利益相反1~10:該当なし
高山 智子 利益相反1~10:該当なし

緩和ケア病棟の増設、在宅緩和ケアの推進、PEACEプロジェクトを通して、緩和ケアの均てん化が進められてきました。けれども緩和ケアの専門施設は偏在しており、僻地のリソースは乏しく、また都市部はその対応すべき人口の多さのために十分な均てん化は依然難しい状況です。また医療者の教育の機会も地域や施設によって大きな偏りが生じています。諸外国では緩和ケア専門機関から地域に「アウトリーチ」することで、少ない医療資源を有効に活用することや、医療者への教育の機会を提供することも行われています。本邦では施設の雇用条件の問題などから定期的なアウトリーチ活動が浸透していない状況ですが、現在教育・都市部の在宅緩和ケア・僻地在宅緩和ケアにアウトリーチ活動を行っている医療者によってどのような活動が行われているのか、また本邦での意味合いを共有し、今後の可能性について探っていきたいと考えています。

田畑 幸利1, 大屋 清文2, 佐藤 麻美子3, 田上 恵太4, 結束 貴臣5, 岡村 知直2, 柏木 秀行2, 河原 正典6, 井上 彰4, 藤田 安彦7 (1.徳之島徳洲会病院 訪問看護事業所, 2.飯塚病院 連携医療・緩和ケア科, 3.東北大学大学病院 緩和医療科, 4.東北大学大学院 医学系研究科 緩和医療学分野, 5.横浜市立大学附属病院 緩和医療科, 6.岡部病院仙台, 7.徳之島徳洲会病院)