○加藤 雅志1,2, 山本 里江1,3 (1.国立がん研究センターがん対策情報センター, 2.国立がん研究センター中央病院, 3.国立がん研究センター東病院)
セッション情報
シンポジウム
[S_32] 地域におけるがん緩和ケアのネットワークの構築
座長:加藤 雅志(国立がん研究センター がん対策情報センター がん医療支援部),福井 小紀子(大阪大学大学院 医学系研究科)
加藤 雅志 利益相反1~10:該当なし
福井 小紀子 利益相反1~10:利益相反開示事項6(企業・団体名:ダイキン工業株式会社 研究費区分:共同研究)
近年、わが国の地域医療については、地域包括ケアシステムの構築を中心に推進されてきましたが、地域包括ケアは、市町村レベルで、慢性疾患を抱える高齢者を主に想定した活動であり、市町村を越えた2次医療圏、都道府県レベルでの活動が中心となるがん医療を十分に包含できていません。 この状況を踏まえ、厚生労働省は、2015年12月にがん対策加速化プランを策定し、緩和ケアを含む地域完結型の医療・介護を推進していくために、緩和ケアに携わる施設間の調整を担う人材として「地域緩和ケア連携調整員」の育成に取り組むことを定めました。この調整員が、2018年7月に定められたがん診療連携拠点病院の指定要件に記載された「地域連携を推進するための多施設合同会議」を効果的に開催するなど、がん医療における地域連携の要になっていくと考えられます。 本セッションでは、先進的に取り組む地域の活動を紹介するとともに、今後、地域で求められる緩和ケア連携のあり方について討議し、検討します。
○川島 正裕 (市立岸和田市民病院)
○山下 慈 (青森県立中央病院)
○佐藤 正美1, 鳥越 一宏2, 務台 理恵子1, 望月 留加1 (1.東京慈恵会医科大学医学部看護学科, 2.星薬科大学)