緩和・支持・心のケア 合同学術大会2020

セッション情報

シンポジウム

[S_45] 源流に立ち返る:ホスピスマインドの今日的再解釈

座長:前田 一石(医療法人協和会 千里中央病院 緩和ケア科),柏谷 優子(辻仲病院柏の葉 看護部(緩和ケア病棟))

前田 一石 利益相反1~10:該当なし
柏谷 優子 利益相反1~10:該当なし

ホスピスケアは、ずっと昔から連綿と続く「温かいおもてなし」のケアであります。
ホスピス・緩和ケアに求められる役割は年々増加しており、診断時からの緩和ケア、非がんの緩和ケア、デス・エデュケーション等、私たちが学び関わっていく領域も広がっています。専門化・高度化し、極めて多忙となった臨床場面で、ホスピスが体現していた精神、ホスピスマインドの源流をつい忘れてしまうことはないでしょうか。
このセッションでは、ホスピスケアの歴史を振り返り、がん治療・高齢多死社会の中でのホスピスケア、地域での命のケアの拠点としてのホスピスの役割について、三人の演者にお話しいただきます。
このセッションを通じて、「ホスピスとは何か」「ホスピスマインドとは何か」、その源流を再確認し、今の時代に求められるホスピスの役割について新しい視点で考えることができればと思います。