緩和・支持・心のケア 合同学術大会2020

セッション情報

シンポジウム

[S_56] パートナーとしての患者会活動を考える

座長:西森 久和(岡山大学病院 血液・腫瘍内科),桜井 なおみ(一般社団法人CSRプロジェクト)

西森 久和 利益相反1~10:該当なし
桜井 なおみ 利益相反1~10:利益相反開示事項1(キャンサー・ソリューションズ株式会社)、左記以外は該当なし

個として存在していたがん患者が、「患者会」として活動を始めてから約50年。この間、インターネットなどの普及や特定非営利活動促進法の整備(1998年)などもあり、より広い範囲で患者同士が繋がりを持てるようになり、情報共有や精神的サポート、政策への参加などの活動が大きく進みました。 また、その後、2006年に成立した「がん対策基本法」の後押しなどもあり、患者会活動は医療政策にも関わりを持つようになり、学会活動などを通じて医療者との連携へと広がりを見せています。 個から組織へ、そして医療者との連携へと、一歩ずつ進展してきた患者支援の取り組みですが、医療者、患者会ともに、パートナーとしてお互いを十分に理解できているとはいえず、それが更なる連携を阻んでいる現状もあります。 そこで本シンポジウムでは、患者会活動のこれまでの経緯、医療者との連携における現状、課題を振り返りつつ、より良いパートナーシップへ向けての議論を深めていきます。

坂本 はと恵1,野田 真由美2,上野 創(兼演者)3,秋月 伸哉(兼演者)4,松本 陽子(兼演者)5, (1.国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター,2.NPO法人支えあう会「α」,3.朝日新聞社,4.がん・感染症センター 都立駒込病院,5.NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会)