緩和・支持・心のケア 合同学術大会2020

Session information

シンポジウム

[S_59] 困った時に思い出したい!難治症状緩和のための新しいアプローチ

座長:清水 正樹(京都桂病院 緩和ケア科),新槇 剛(静岡県立静岡がんセンター IVR科)

清水 正樹 利益相反1~10:該当なし
新槇 剛 利益相反1~10:該当なし

がんによる疼痛や疼痛以外の身体症状に対し薬剤の効果が乏しい場合や副作用のため薬剤を十分量使用できない場合、苦痛が緩和しきれず悩むことがあるのではないでしょうか。 このようなときブロック、塞栓、焼灼、骨セメント、ドレナージやステントなどの画像下治療:interventional radiology (IVR)が大きな助けとなる可能性があります。IVRは低侵襲かつ症状緩和が迅速で、結果として薬剤を減量することができるため患者に利益をもたらします。一方で、目の前の患者にどのIVR治療の適応があるか、それぞれの治療の利益と不利益のバランスはどうか、どのタイミングで放射線治療医に相談したらよいか、など迷うポイントも多いのではないでしょうか。 本シンポジウムでは最新の知識やエビデンスを共有するとともに、緩和ケア医と放射線治療医のよりよい連携につながる議論をしたいと考えています。