緩和・支持・心のケア 合同学術大会2020

Session information

シンポジウム

[S_8] がんサバイバーの慢性疼痛をどのように理解し、どのようにマネジメントするか?

座長:里見 絵理子(国立がん研究センター中央病院 緩和医療科/地域医療連携部),住谷 昌彦(東京大学医学部附属病院 緩和ケア診療部)

里見 絵理子 利益相反事項4(塩野義製薬株式会社)、左記以外は該当なし
住谷 昌彦 利益相反1~10:利益相反開示事項4(第一三共株式会社、塩野義製薬株式会社、ムンディファーマ株式会社)9(ファイザー株式会社、エーザイ株式会社)、左記以外は該当なし

本邦における慢性疼痛は全成人の10~30%が罹患していると言われており、 わが国の極めて大きな健康損失の原因となっています。がん患者さんにおいても術後の乳が ん患者さんで頻度が高いことが示されています。慢性疼痛が発現、維持されるメカニズムは未だ十分に解明されていませんが、 その病態としては、身体のみならず、心理・社会的側面が複雑に関与した複合的なものが示唆されています。 今回はがんの痛みの中でも手付かずの状態といってもよい、がんサバイバーの慢性疼痛について学際的に論じる場としたいと考えています。また緩和ケアに役立つ慢性疼痛の診療(身療/心 療)エッセンスをわかりやすくお伝えいただく予定です。