○貞廣 良一1,2,3 (1.国立がん研究センター研究所免疫創薬部門, 2.国立がん研究センター中央病院精神腫瘍科, 3.国立がん研究センター社会と健康研究センター健康支援研究部)
Session information
シンポジウム
[S_S] 多職種でかかわるirAEの対策
座長:佐藤 温(弘前大学大学院 医学研究科腫瘍内科学講座),安藤 雄一(名古屋大学医学部附属病院 化学療法部)
佐藤 温 利益相反1~10:利益相反開示事項4(中外製薬株式会社,大鵬薬品工業株式会社)9(中外製薬株式会社,大鵬薬品工業株式会社,日本イーライリリー株式会社,第一三共株式会社)、左記以外は該当なし
安藤 雄一 利益相反1~10:利益相反開示事項4(中外製薬株式会社)6(ノバルティスファーマ株式会社,研究費区分:その他(具体的内容:治験))9(株式会社ヤクルト本社、中外製薬株式会社、小野薬品工業株式会社、株式会社ゲオホールディングス)、左記以外は該当なし
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は、今までの抗がん薬と違った機序で効果を発揮しており、さまざまながん種で使われるようになってきました。最近では、進行再発症例だけでなく、治癒を目指した補助治療として周術期にも使用され、殺細胞性抗がん薬との併用、ICI同士の併用も試みられています。使用の広がりとともに、より安全に使用するため、その副作用(irAE)について、医師だけでなく、医師以外の医療スタッフも熟知している必要があります。また、緩和ケアに関わる医療従事者にとって、ICIは従来のがん薬物療法とは異なる有害事象が出現し、苦痛の原因となったり、ICIは使用中止後の緩和ケア中心の療養中(在宅や緩和ケア病棟など)に有害事象が出現するなど、有害事象管理としての支持療法と緩和ケアを切り離すことができないことを理解する必要があります。このセッションでは、ICIを使用している患者に対して、がん治療および緩和支持療法に関わる各職種・チームがどのようにかかわっていくべきか議論します。
○木内 大佑 (国立がん研究センター中央病院 緩和医療科)
○藤堂 真紀1 (埼玉医科大学国際医療センター 薬剤部)
○関根 郁夫 (筑波大学医学医療系 臨床腫瘍学)