サイエンスキャッスル2014

講演情報

【関西大会】サイエンスキャッスル in Kansai

口頭発表②

2014年12月23日(火) 13:30 〜 15:50 口頭発表特別講演エリア (1F)

14:30 〜 14:40

[KS17] 田んぼは発電する

奈良県立青翔高等学校

西口泰基, 福井雄大 (奈良県立青翔高等学校 探究科学生物発電班)

受付番号:100093

分野:生物
奈良県内3地点の水田の泥を15Lのバケツにいれ、イネ(ヒノヒカリ)を栽培した。そのバケツに炭素棒を電極にして、片方は泥の中、もう一方は水中においた。その結果、電圧は高いバケツで0.6Vまで上昇し、イネと光があることが起電力を高くし、田んぼは発電することがわかった。一般的な微生物燃料電池1つは0.3Vほどなので、本研究の電圧は高いといえる。泥の中に発電菌が存在することは知られており、発電菌が発電したと考えた。また、イネと光がある方が起電力は高いため、光合成産物を発電菌が利用している可能性がある。今後は外部電源のない山奥などの水田でイノシシよけのLEDを点滅させることを考えている。