11:10 〜 11:20
[KS53] 兵庫県南部地震の余震による地盤変動と宅地整備の提言
兵庫県立西脇高等学校
受付番号:100030
分野:その他(都市工学)
昨年の最大余震以降、顧問の自宅(加古川市)周辺の道路に多くの亀裂が現れた。マンホールのふた周囲に生じた亀裂に着目して372個のマンホールを調査した結果、地盤が東西方向に横移動したことがわかった。調査地域一帯は大正時代まで海水の侵入が続いた軟弱地盤である。しかし、同じ軟弱地盤でありながら幹線道路に亀裂はみられない。市役所への聞き取り調査によると、宅地地盤の強度に対する対応は事実上業者や市町村に任されていることを知った。各地で地震が頻発する中、宅地であっても幹線道路並の強度基準を見直さなければ、本調査地域のような被害が全国で頻発しかねない。現在市役所と協議を行っており、成果を全国に発信したい。