サイエンスキャッスル2014

講演情報

【関西大会】サイエンスキャッスル in Kansai

ポスター発表

2014年12月23日(火) 10:00 〜 15:50 ポスターエリア (1F)

10:00 〜 15:50

[KS_P09] 富田林市の絶滅寸前のゲンジボタルをついに発見!

大阪府立富田林高等学校

辻中光, 野口鷹次郎, 笠波将太郎, 立石瑞宜 (大阪府立富田林高等学校 科学部 ホタル班)

受付番号:100038

分野:生物
昨年の調査で,富田林市内のゲンジボタルは絶滅寸前であることが明らかとなった。その減少要因をさらに詳細に把握するために,幼虫の生息環境として重要な水質,底質,そして餌のカワニナ類の生息状況の移り変わりについて調査を行なった。石川は1970年代にはすでに水質汚濁が激しく,カワニナ類が確認できなくなり,1980年代には河岸が護岸化され,幼虫の生息環境を一層悪化させた。最近の生息情報をもとにカワニナ類の調査をおこなったところ,佐備川の支川で生息密度が比較的高い場所が見つかり,6月7日ついにゲンジボタルの成虫を発見した。今後は富田林産のゲンジボタルの増殖に取り組みたい。