10:00 〜 15:50
[KS_P13] 表皮角化細胞株の増殖における遺伝子組み換えタンパク質精製および検査
AICJ中学高等学校
受付番号:100060
分野:生物
表皮角化細胞をin-vitroで増殖するためにはウシ胎児血清(FBS) などが使用されている。クィーンズランド工科大学は、ビトロネクチン(VN)とインスリン様成長因子1(IGF-1)が表皮角化細胞の増殖と遊走に正の影響を与えることを明らかにしている。本研究では、精製したキメラタンパク質(VN:IGF-I)を含む培養液がヒトの低温カルシウム角化細胞株(HaCaT)の増殖に安全に使用出来る事を確かめた。具体的には、VN:IGF-Iキメラタンパク質を高純度で精製し免疫染色で確認した。さらに、このキメラタンパク質で調製した無血清培地でHaCaT細胞を培養して細胞接着性の測定と形態の解析を行った。