10:00 〜 15:50
[KS_P17] 田んぼは発電する
奈良県立青翔高等学校
受付番号:100093
分野:生物
奈良県内3地点の水田の泥を15Lのバケツにいれ、イネ(ヒノヒカリ)を栽培した。そのバケツに炭素棒を電極にして、片方は泥の中、もう一方は水中においた。その結果、電圧は高いバケツで0.6Vまで上昇し、イネと光があることが起電力を高くし、田んぼは発電することがわかった。一般的な微生物燃料電池1つは0.3Vほどなので、本研究の電圧は高いといえる。泥の中に発電菌が存在することは知られており、発電菌が発電したと考えた。また、イネと光がある方が起電力は高いため、光合成産物を発電菌が利用している可能性がある。今後は外部電源のない山奥などの水田でイノシシよけのLEDを点滅させることを考えている。