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[TK49] 植物はなぜ酸性ホスファターゼを分泌するのか
山梨県立韮崎高等学校
受付番号:100067
分野:生物
韮崎市の甘利山では、近年レンゲツツジ群落が減少し問題になった。その原因として植物の根が分泌する酸性ホスファターゼ(APaseと略)という酵素が関係していると考えた。そこでルーピン(Lupinus albus)を試料とし、本当に根がAPaseを分泌しているか、最適pHなど6つの実験から次の結果を得た。APaseを根全体から分泌していて、酸性状態で活性が高く、根がAPaseを分泌するのはリン酸が欠乏している時であった。その酵素活性は時間とともに増え長時間維持されるので、リン酸回収量が増加し生存に適していると思われる。またルーピンのAPaseは、Kmが3mMで基質との親和性は緩やかと考えられる。