サイエンスキャッスル2014

講演情報

【東京大会】サイエンスキャッスル in Tokyo

口頭発表②

2014年12月20日(土) 13:00 〜 15:00 口頭発表会場 (6F 会議室C)

13:20 〜 13:30

[TK60] 会津メダカから見る遺伝的攪乱・ご当地メダカを守れ

福島県立会津学鳳中学校・高等学校

夏井優果, 矢澤香凜 (福島県立会津学鳳中学校・高等学校 SSH探究部 メダカ班)

受付番号:100088

分野:生物
メダカは日本在来の淡水魚である。しかし、様々な原因で個体数が減少し、現在は絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。さらに近年は、遺伝的攪乱の進行が新たな問題となっている。我々は、野生メダカが地域ごとに遺伝的な差異を持つことから(Takehanaら,2003)、会津地方に昔から生息する野生メダカである「会津メダカ」に焦点を当て、遺伝的攪乱の調査をおこなった。会津各地でメダカを採取して、DNAを抽出・精製した。
その後RFLP法によってバンドパターンを確認した。結果、地元の固有種である会津メダカは、外来メダカとの交雑により、遺伝的攪乱が進行している事が確認できた。