[100002] What is the secret of the 'Ku' sound?
キーワード:物理
口頭+ポスター
「ビンから出る音の秘密」では,「ク音は存在しない」という結びだった。その否定,それが今回のテーマである。「ク音は存在する。」その音は、水圧によって切れた出口側の空気の振動であるト音と対になって存在する。ビンの中の壁に沿って上がっていく『空気を取り囲む空気と水の膜』に僕たちは注目した。ク音は、空気と水の膜(「気泡膜」)が水の打撃で切れ、振動するときの低い周波数の音から成る。無響室の使用、データ精度の重視、ク音を大きく響かせるビンや変形させたビンの存在、音の本体である波形での分析、ハイスピードカメラや解析ソフトなどの利用、発想の転換による実験・考察がこの研究の特徴である。