[100006] 淡水魚に寄生する吸虫の中間宿主の分子生物学的捜索
キーワード:生物
口頭+ポスター
本校生物部では、兵庫県下を流れる遠阪川と明神川に生息するオヤニラミの腸管に寄生する吸虫がCoitocoecum plagiorchisであることを形態学的に確認した。続いて中間宿主の捜索を行ったが、従来の中間宿主の捜索法である感染実験ではなく、京都大学大学院理学研究科の院生による企画High Bioの協力を得て、次世代 シークエンサーを用いた分子生物学的な手法で捜索を行ってる。C. plagiorchisのrRNAの塩基配列を解読し、そこから特有の塩基配列を増幅するプライマーを作製した。現在、中間宿主と考えられる軟体動物の体内に寄生している寄生虫と同種であるかPCR法にて確認している。