[100027] 甘利山の土壌環境調査Ⅲ
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甘利山は南アルプスユネスコエコパークに属するレンゲツツジの名所であるが、近年その個体数が減少傾向にある。我々はその原因が土壌にあると考え、調査を行って来た。その結果、甘利山の土壌は他の土壌と比較して酸性が強く,植物の栄養素である無機リン酸が少ないことがわかった。また,土壌が黒味を帯びていることとも併せて,甘利山の土壌が黒ボク土ではないかと考えた。黒ボク土とは、活性アルミニウムを多く含んでおり、無機リン酸と結びついて植物の栄養吸収を阻害するものである。そこで、現在は土壌内の活性アルミニウムの量を測定している。