[100060] 銅の微量金属作用を探る
キーワード:生物
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日本では銅が十円硬貨の主成分として利用されているが、この十円玉は多くの人の手を行き交うにも関わらず、その表面で細菌は繁殖していないといわれている。この殺菌作用のような銅の「微量金属作用」はどの程度のものなのか、細菌よりも大きな生き物にはどのような影響を及ぼすのか、影響するならそれを殺菌以外にも利用できないのか、ということを明らかにするために体の小さな水生生物(サカマキガイ・ミジンコ)を対象として実験を行った。二十四時間後に観察した結果、ミジンコは全て生存していたが、サカマキガイは全滅してしまった。貝類だけに影響を及ぼすのかと思い、対象をさらに体の大きなタニシに拡げて、その作用を確認した。