サイエンスキャッスル2015

講演情報

サイエンスキャッスル 関西大会

ポスター発表 【午前】

2015年12月23日(水) 10:30 〜 12:10 ポスター会場

[100103] 富田林市のゲンジボタルを回復させるには

谷口雄哉1,2, 西村勇人1,2, 辻中光1,2, 野口鷹次郎1,2, 笠波将太郎1,2, 濱本一樹1,2, 辻英幹1,2 (1.大阪府立富田林高等学校, 2.科学部 ホタル班)

キーワード:生物

ポスターのみ
本研究は2013年「かつて本校周辺でホタルが乱舞していた」と聞いたことから始まり,1940年代以降の富田林市のゲンジボタルの変遷を明らかにし,2014年絶滅寸前のゲンジボタルの生息地を発見した。今回は,富田林市のゲンジボタルを回復させるために,生息に必要な環境要因を明らかにすることを目的とした。生息地と非生息地の物理的・生物的環境を比較することによって,必要条件の抽出を試みた。水質は,非生息地でも生息条件を満たしていると考えられた。ゲンジボタルはえさのカワニナに依存していた。非生息地でカワニナが生息しない理由のひとつとして,増水時に固着できる礫や避難する障害物が少ないことが考えられた。