[100115] アブラナ科植物の環境ストレスに対する応答反応
Keywords:生物
口頭+ポスター
アブラナ科植物は、特有の二次代謝成分であるグリコシノレートを作っており、その加水分解産物がイソチオシアネート(ITC)という辛味成分を作って、自己防衛を行っているという仮説を立てている。 環境ストレスに対しても、何らかの応答をしていると考えられ、これを調べている。人工気象器を利用して、耐病総太りを10℃と30℃で栽培したところ、30℃で栽培したものは、グリコシノレート量が多く作られていた。また、クロロフィル量との関係を調べたところ、30℃で栽培したものは、クロロフィル量が多く含まれているので、葉緑体とグルコシノレートの働きに何か関係があるかもしれないと思って、現在それを調べる実験を行っている。