ポスター発表 【午前】

[100157] 干潟に生息するカニの塩分耐性

^○宇佐美将誉^1,2, 柴田和幸^1,2, 山口恭平^1,2 (1.国立鈴鹿工業高等専門学校, 2.生物応用化学科3年)

Keywords:生物

ポスターのみ

干潟では、潮の干満によって一日のうちでも大きく塩分濃度が変化します。干潟に生息するカニはこのような塩分濃度の変化に耐える仕組みを持っていると考えられます。しかし、陸側に棲んでいるカニ、海側に棲んでいるカニなど、同じ干潟の中でも種ごとにカニは棲み分けています。どの程度の塩分濃度を好むのかによってカニは棲み分けているのではないかと考え、4種のカニで各塩分濃度に対する耐性を調べたところ、どの種でも淡水から海水まで幅広く耐性を持つ一方、3% NaCl中では生存できませんでした。現在、実際の生息地での1日の塩分濃度の変化を調べ、また、カニが塩分濃度の変化にどのような反応を示すのか調べています。