サイエンスキャッスル2015

講演情報

サイエンスキャッスル 関東大会

ポスター発表 【午後】

2015年12月20日(日) 13:30 〜 14:30 3Fエキシビションホール

[100170] 70年に及ぶ太陽黒点観測の成果

樋口陽光1,2, 野坂敦史1,2, 山口和馬1,2 (1.東京都立立川高等学校, 2.天文気象部)

キーワード:地学

ポスターのみ
本校天文気象部の太陽黒点観測は、1947年から約70年間に渡って続いてきた。継続は容易ではなく、何度か途切れては復活してきた。2年前からは部室に保管された膨大な観測記録の整理を開始し、データをまとめて黒点相対数の連続グラフを完成させた。更にベルギー王立天文台、国立天文台と比較し、我が部のデータの傾向が大局的に一致することが確認できた。またデータの誤差について考察し、観測日数や機器の差、スケッチ精度の差などの要因を明らかにした。黒点観測は長年続く「伝統」であるが、WEBでリアルタイムの太陽画像を入手できる時代にあえてスケッチ観測を続けていく意味を考え、今後どう継続するかも考察する。