[100171] 70年に及ぶ気象観測の成果
キーワード:地学
ポスターのみ
本校天文気象部は約70年前から百葉箱による気象観測を始め、2007年からは自動気象観測装置の測定に切り替えデジタルデータを整理してきた。数年前より長年の気候の変化傾向を調べる研究を開始し、長期的にみると冬の最低気温が上昇し、夏日・真夏日の増加する傾向にあることが明らかになった。また、近隣地域に比べて本校の冬の最低気温が高いことも明らかになった。連続データを正確に読み取るために百葉箱のデータと自動気象観測装置のデータの補正値を求める必要性が出てきたため、比較観測を始めたが、二つの値に有意な差は表れなかった。環境や観測機器の違いの影響等を今後調査し、東京郊外のヒートアイランドなどの影響を考察する。