サイエンスキャッスル2016

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東北大会~地域に根を張る先端研究~

[2-5] ポスター発表(午前の部)

Sun. Dec 18, 2016 10:00 AM - 10:50 AM ポスター/ブース会場 (工学部あおば食堂DOCK)

[P-1] 圧電素子への力の加え方と電圧の関係について

萩田 泰晴 (宮城県仙台第三高等学校 自然科学部物理班)



現在,圧電素子に力を加えるとなると,押す場合がほとんどである。そこで,本研究では,押す力以外にも有効な力の加え方があるのを示すことで,圧電素子の利用の幅を広げることを目的とした。現時点では,押す力,引く力,剪断力の3種類で実験を行っており,各場合での電圧を測定したところ,引く力では押す力とほぼ同等の電圧を得ることができ,十分有効であると考えた。そして,引く力で実際に発電する場合の例として,下津井瀬戸大橋という吊り橋の接合部での発電量を計算すると,1世帯の1日の消費電力を賄うには約25個分の圧電素子が必要であると分かり,より大きな圧電素子を使用するなどすれば,有用性はあるという結論となった。