[P-5] ニュートンビーズの研究 ~コンピュータシミュレーションと実験との比較~
30m近い長さの鎖(ニュートンビーズ)をビーカーなどの容器に入れ、鎖の一端を垂らすと、鎖が順に落ちていき、しばらくすると鎖はビーカーの縁を浮き上がるように越えて落下する。この様子は、鎖が重力に逆らって浮き上がる不思議な現象としてインターネットなどに動画が載せられている。その中で、鎖が浮き上がる理由を慣性力によるものとして説明しているが、十分な説明とは言えず分からないところが多い。我々は、ハイスピードカメラを用いて、この現象を動画に撮り、曲線の形や落下速度などを分析するととともに、コンピュータで数値解析を行うことで、このような形状を形つくる理由を調べた。