サイエンスキャッスル2016

講演情報

東北大会~地域に根を張る先端研究~

[2-4] 口頭発表(午後の部)

2016年12月18日(日) 13:10 〜 14:40 メインホール (東北大学QSCホール)

14:25 〜 14:40

[O-12] 砂はなぜ鳴るのか~鳴砂の発音方法解明に向けて~

足利 和保, 菅原 輝 (宮城県気仙沼高等学校 自然科学部鳴砂班物理)

キーワード:粉体、鳴砂、振動数、電子顕微鏡

鳴砂についての過去の研究から、石英が発音に影響していることなどが分かっている。しかし、音が鳴る原理については明らかになっていないため、音が鳴るそのメカニズム解明にむけて、様々な研究をしてきた。鳴砂が鳴る際の動きの可視化や薬品処理による発音への影響、鳴砂の貝殻の含有率の調査や電子顕微鏡による表面の観察など大きくつの実験をしてきた。砂が鳴る際には層ごとに動いて発音しているという特徴や酢酸処理をして貝殻成分を溶かした状態にある鳴砂は音の響きが良いという発音の良い条件も分かった。また、表面の観察から酢酸処理をした砂には過去にない新しい構造が発見された。それについてはさらなる観察を続けていきたい。