サイエンスキャッスル2016

Presentation information

関東大会~未来の実になる研究開発~

[4-7] ポスター発表(午前の部)

Sat. Dec 24, 2016 10:50 AM - 11:30 AM エキシビションホール (3階エキシビションホール)

[P-29] C4植物の光化学反応はC3植物より速いのか

伊藤 由快, 井上 晃太 (山梨県立韮崎高等学校 生物研究部)

Keywords:C4植物、光化学反応、NADPH

私たちはC4植物の光合成能力の高さについて「補償点を求める実験」「光化学反応の測定」の2つを行った。補償点は、C3植物のアサガオとC4植物のトウモロコシを材料とし、pH指示薬を使った。確かにC4植物の補償点は低かった。C4植物は、一日の中で光合成できる時間が長く生長に有利と考えられる。光化学反応の測定は、DPIPの脱色時間を測定した。クロロフィル濃度はアセトン抽出後、664 nmと647 nmの2つの吸光度から求め同じにした。脱色時間はトウモロコシの方が3倍速かった。C4植物の光化学反応は、カルビンベンソン回路を進めるために必要なNADPHの生産能力に優れた仕組みを備えていると考えられる。