[4-1] 口頭発表（午前の部）

[O-5] ソープナッツを用いたサポニンの抽出方法の検討

大倉 智貴 (立教池袋中学校・高等学校 科学部)

石鹸が使用される前はソープナッツなどのサポニンが含有している植物で代用されていることを知った。そこで本研究ではサポニンをソープナッツから抽出し石鹸の代用品となるものを合成することを目的とした。本研究ではサポニンの抽出、抽出溶液をTLC、カラムクロマトグラフィーを用いての分離、精製を行い、抽出されたサポニンの表面張力の測定を行った。これらの実験を行った結果、ソープナッツに含有されているサポニンは十分に石鹸として利用できるだけの界面活性能を保持していることが分かり石鹸の代用品を合成する際の基礎部分の確立ができた。また、本研究の目的以外にも界面活性作用を用いる様々な分野で活躍が期待できる。