11:10 AM - 11:25 AM
[O-5] アリアケスジシマドジョウの保護に向けて4
Keywords:圃場整備、人工繁殖、個体数調査
私達の研究では、個体数調査、人工繁殖実験の2つを主として研究している。個体数調査では、佐賀市鍋島町の調査地点に赴き、捕獲した魚全てを同定、記録した。この調査では、圃場整備が河川の生態系に及ぼす影響を調べるものだが、その結果、生息している魚種が変動しており、本種にとっては住みにくい環境になっている、という考察を得た。人工繁殖実験では、飼育している個体を用い、2種類の実験を行った。1つはゴナトロピンという性腺刺激ホルモンを雌に投与することで産卵を促した。この実験では約450匹の仔魚を得た。もう1つはゴナトロピンを投与せずに、雌が産卵するかを調べるもので、こちらでも2個体の仔魚を確認した。