サイエンスキャッスル2016

講演情報

東北大会~地域に根を張る先端研究~

[2-4] 口頭発表(午後の部)

2016年12月18日(日) 13:10 〜 14:40 メインホール (東北大学QSCホール)

13:10 〜 13:25

[O-7] 塩化ベルベリン染色ろ紙の乾燥状態における抗菌効果調査

佐藤 祐樹, 齋藤 康優, 庵原 典史, 遠藤 拓海, 米澤 英翔 (仙台南高校)

キーワード:抗菌作用

先輩たちが抽出方法を調査して,本校では薬用植物のキハダから抗菌物質の塩化ベルベリンを単離することが出来るようになった。塩化ベルベリンには,抗菌効果があり,特に大腸菌や黄色ブドウ球菌に効果があり,漢方薬の下痢止めにも使われている。黄色ブドウ球菌は,アトピー性皮膚炎に関係するという慶応大学の研究を昨年ニュースで聞いて,黄色い嚥下ベルベリンで染めることで,アトピーを予防できるストールやマフラーを作りたいと考えた。乾燥状態で抗菌効果があるかどうか,学校でたくさんの人がさわる自動販売機のボタンやトイレのドアなどを,嚥下ベルベリンで染めたろ紙と染めてないろ紙で拭き取り,培養してコロニー数を比較した。