14:10 〜 14:25
[O-11] マボヤの低温保存中の生菌数と細菌叢の遷移について
マボヤは産地も消費地も主に宮城をはじめとする三陸沿岸であり、震災後、消費および販路拡大が課題となっています。一方でホヤは鮮度低下が早い水産物としても知られます。私たちはこの保存中の臭気を軽減できればホヤの販路拡大につながると考え保存方法の検討を行いました。
被嚢外部を洗浄し付着生物を取り除いたホヤと未処理のホヤを7日間低温保存し、重量、臭気、刺激に対する反応を観察するとともに、むき身中の生菌数および細菌叢遷移を種々の培地での培養による簡易同定法で解析することにしたところ、洗浄した方が腐敗的臭気が軽減されるとともに、むき身内の生菌数および腐敗に関与る細菌類の増殖が抑えられる傾向がありました。
被嚢外部を洗浄し付着生物を取り除いたホヤと未処理のホヤを7日間低温保存し、重量、臭気、刺激に対する反応を観察するとともに、むき身中の生菌数および細菌叢遷移を種々の培地での培養による簡易同定法で解析することにしたところ、洗浄した方が腐敗的臭気が軽減されるとともに、むき身内の生菌数および腐敗に関与る細菌類の増殖が抑えられる傾向がありました。