[P-36] 地表性昆虫が環境指標になるのか。
1983年、私立清風学園生物部の生徒が、絶滅危惧種のニッポンバラタナゴの研究を始めたことがそもそもの始まりである。ニッポンバラタナゴの保護をするためには里山全体の保全が不可欠である。そこで、環境指標性に優れている地表性昆虫の種類を調べることにより、里山全体の多様性の一つの目安になると考え、調査を開始した。現在では、約400種類確認できている。中にはベニイトトンボ、ヒメミズカマキリ、ミズスマシ、ウラナミジャノメといったレッドデータブックに記載されているような種も多々見つかっている。