サイエンスキャッスル2016

講演情報

関東大会~未来の実になる研究開発~

[4-7] ポスター発表(午前の部)

2016年12月24日(土) 10:50 〜 11:30 エキシビションホール (3階エキシビションホール)

[P-55] イヌ由来マスト細胞の保冷温庫での培養

梅田 貴美香 (長生学園茂原北陵高等学校 ライフサイエンスサークル)

キーワード:細胞培養、マスト細胞、アレルギー、コスト削減

マスト細胞はアレルギー発症で中心となる細胞です。アレルギーの基礎研究には培養マスト細胞が用いられています。細胞実験に必要な実験機器は多くの高校で設置されていますが、CO2インキュベーターは導入が難しいようです。しかし、インキュベーターの問題が解決できれば、マスト細胞を用いた実験が高校で可能になります。そこで本研究ではホームセンターで販売されている定温庫での培養を試みました。具体的には柴犬の肥満細胞腫から作られた培養マスト細胞をHEPES緩衝培地でいくつかの条件で培養しました。その結果、良好な増殖を確認しました。この結果はサークルや部活での培養細胞実験の確立につながると思われます。