[1-7] ポスター発表（奇数）

[P-17] 江津湖の外来生植物について

川﨑 魁士 (熊本県立第二高校 理数科2年)

熊本市東部の江津湖は近年富栄養化に伴う外来植物の繁殖により、本来の生態系が脅かされている。一般に、外来植物は種の多様性を損失する要因となり、その移動が法律で規制されている。そこで、私たちは水質検査を通して、江津湖の外来植物が生態系に与える影響を考察した。その結果、外来植物のひとつであるオオカナダモは硝酸態窒素を吸収して成長することが実証され、江津湖における窒素化合物の増減に関与していることが考察された。今後は他の外来植物でも硝酸態窒素吸収の効果を実験し、継続的な江津湖の水質検査と共に、外来植物が江津湖の生態系に与える影響を評価する。