サイエンスキャッスル2016

講演情報

関西大会~高大連携で加速する研究の芽生え~

[3-6] ポスター発表(奇数)

2016年12月23日(金) 12:30 〜 11:30 第二体育館 (第二体育館)

[P-69] 幻のカワネズミと人間が共存できる里山を再生する研究

田中 美伶 (学校法人山口高川学園 高川学園中学高等学校・科学部、中学校1年)



カワネズミは、九州と本州に生息するモグラの仲間であるが、水中で狩りをする珍しい生態のため目撃され難い。レッドデータブックでは、山口県の他に1府3県が情報不足、2府24県が絶滅危惧、東京都は絶滅である。私の祖父は、自然が豊かな西中国山地の里山に住んでいる。裏山にはヤマネ、前の川にはカワネズミが棲んでいるが、最近では姿が見られなくなったと言っている。なぜ野生動物がいなくなるのだろう。どうすれば野生動物と人間は共生できるのだろう。この問題を解決するため、山口県内の分布と生息環境、胃内容物から食性、生殖器から繁殖期などを調べた。その結果から絶滅の原因と本種の再生に関する研究を行った。