サイエンスキャッスル2016

Presentation information

関東大会~未来の実になる研究開発~

[4-7] ポスター発表(午前の部)

Sat. Dec 24, 2016 10:50 AM - 11:30 AM エキシビションホール (3階エキシビションホール)

[P-97] イオン交換膜を用いた海水浄化への挑戦

藤堂 博仁 (国立大学法人 千葉大学教育学部附属中学校 科学部)

海水の浄化方法として、ろ過を行った。ろ過では、濁りや汚れは取り除けるものの、水に溶けた物質を取り除けないことがわかった。次に、蒸留では塩化ナトリウムなどの水に溶けた物質も取り除けたが、沸点が水に近い物質を取り除くことが難しいことが欠点として挙げられた。 そこで、イオン交換膜による電気透析を考えた。イオン交換膜を用いた電気透析では、塩化ナトリウムを取り除くことに成功した。その際、塩化ナトリウムの濃度、電圧の大きさなどの条件を変え、時間を調べた。水中のイオンが減少していくにつれて電気抵抗が大きくなった。 電気透析の際は、電気抵抗がなるべく小さくなる実験機の工夫の必要性がわかった。