[P-80] モリンガを用いた藍藻の凝集と除去の方法
清風高校生物部では、長年ニッポンバラタナゴという絶滅危惧種の魚の保護活動を行っている。その活動の一環として、現在世界中の富栄養化した湖沼で問題となっているアオコの凝集・除去を目的とした凝集剤の開発を行っている。そこで、注目したのが、世界の熱帯・亜熱帯地域に生息している、モリンガという植物の種子である。モリンガ凝集剤の実用化に向けて、まず、アオコの濁度とモリンガ凝集剤の最適な濃度比を明らかにした。次に、硫酸第二鉄凝集剤とモリンガ凝集剤をプランクトン・水質・細菌数の3項目で比較し、それぞれの凝集剤の特徴を明らかにした。その結果を今回発表する。