[P-106] ラクトースオペロンと大腸菌K-12株の広がる面積の関係
Keywords:大腸菌
大腸菌はラクトースの有無によってその分解酵素の遺伝子を発現させるかどうかが決まる。これをラクトースオペロンの正の制御という。また、ラクトースとグルコースが同時に存在した場合、大腸菌はグルコースを優先して分解するため、ラクトース分解酵素の遺伝子を発現させない。これを負の制御という。このことからグルコース、ラクトース、2つの糖の混合、糖を加えなかった培地4つに、大腸菌を植菌した。大腸菌の生育面積を比較したところ、面積が最小となった培地はラクトースを添加したものであった。また、グルコースを添加したものの面積には、あまり違いがみられなかった。