[P-115] 地面効果の研究
キーワード:地面効果、揚力、飛行機
航空機は揚力を得て飛行している。揚力とは翼の下面と上面に生ずる気流の圧力差、上面の圧力が低くなる為に上に持ち上げようとする力である。しかし、翼端付近に近づくとその圧力差を埋めようと翼の横から気流の流れ込みが起こる。これを翼端渦と呼ぶ。翼端渦は揚力を発生させようとする翼の能力を低下させ誘導抗力となる為影響を受けなくすることが望ましい。翼幅の半分よりも高度が低くなると翼端渦の発生が抑えられて結果的に揚力が増す。これを地面効果といい、これを積極的に利用したのが地面効果翼機である。翼端渦をどのように軽減するのか興味を持ち風洞実験を行う。地面効果を一番生かせる主翼や昇降舵の形状や配置を調査していく。