[P-116] アルマイトの封孔~水と封孔の関係~
アルマイトの封孔処理の原理は、水蒸気または熱水中で被膜が水和反応を起こし膨潤し、微細孔の表層部分が密着状態となるものと考えられている。封孔に水がどのように影響するかを調べた。
アルミニウムを希硫酸中で陽極酸化処理をする。その後ケルセチンを用いて着色する。その後、水中や湿度の異なる条件に静置し、封孔の強さを比較した。
封孔の進行度合は、熱水中>水中>空気中(湿度100 %)>空気中(湿度0 %)となった。以上より、封孔には水が必要で、水温が高いほど封孔がしやすいと分かった。
今後は、この原理を利用してアルミニウムの強度を高めることを試みたい。
アルミニウムを希硫酸中で陽極酸化処理をする。その後ケルセチンを用いて着色する。その後、水中や湿度の異なる条件に静置し、封孔の強さを比較した。
封孔の進行度合は、熱水中>水中>空気中(湿度100 %)>空気中(湿度0 %)となった。以上より、封孔には水が必要で、水温が高いほど封孔がしやすいと分かった。
今後は、この原理を利用してアルミニウムの強度を高めることを試みたい。