[P-118] このガラス、安いんです。 ~還元雰囲気における銅赤ガラスの作成~
江戸切子やヴェネツィアンガラスの赤色には金やセレンなどの高価な金属が用いられる。本研究では、これらに比べ安価な銅で赤色を出すことを目的としている。そのために、銅を酸化させない還元雰囲気に保つ必要がある。そこで木炭を用いて還元雰囲気を作り出すことに挑戦した。
着色に酸化銅(Ⅰ)を用いた場合、赤色に近づけることに成功した。できたガラスの色を詳しく分析することでCu⁺の量と色の濃さに相関があることが確認できた。また、着色に酸化銅(Ⅱ)を用いた場合、Cu²⁺を一部還元し、ガラスを赤に近い色とすることができた。
今後は、還元雰囲気の条件を整え、Cu²⁺を用いてガラス全体を赤く着色することを目指したい。
着色に酸化銅(Ⅰ)を用いた場合、赤色に近づけることに成功した。できたガラスの色を詳しく分析することでCu⁺の量と色の濃さに相関があることが確認できた。また、着色に酸化銅(Ⅱ)を用いた場合、Cu²⁺を一部還元し、ガラスを赤に近い色とすることができた。
今後は、還元雰囲気の条件を整え、Cu²⁺を用いてガラス全体を赤く着色することを目指したい。