サイエンスキャッスル2017

講演情報

関東大会

[ES4] ポスター発表 奇数

2017年12月23日(土) 14:10 〜 15:00 ポスターエリア (3階エキシビションホール)

14:10 〜 15:00

[P-1] ネオジム磁石球を用いた非磁性金属の抵抗率測定法

牧野 楓也, 佐藤 琉聖, 横山 貴則, 三戸 柚香 (札幌日本大学高等学校)

キーワード:ネオジム磁石、抵抗率、電磁誘導、金属パイプ、磁気双極子モーメント

金属パイプ内に磁石を落とすと、パイプ内に渦電流が誘導され、その電流の磁界によって磁石は上向きの力がかかり、等速度でゆっくり落下する。この落下速度をFM速度(Falling Magnet の略)と名付けた。FM速度は落体の質量、パイプの抵抗率、管厚、内径、重力加速度、磁気双極子モーメントで決まる。FM速度とパイプの横断面形状係数が比例関係を示し、磁気双極子モーメントの値がわかれば抵抗率が求められる。この方法で求めた抵抗率の値は2.00×10-8Ω・mであり、この値はカタログ値と非常に近い値を示した。