サイエンスキャッスル2017

講演情報

関西大会

[WS4] ポスター発表 奇数

2017年12月23日(土) 14:00 〜 14:50 ポスターエリア (B1F第二体育館)

14:00 〜 14:50

[P-105] 海水の固形成分量の変化から水の循環を考察する

梶内 遥菜, 藤井 宏耀, 山本 航志 (岡山県立倉敷天城中学校)

キーワード:海水の塩分濃度 沸点上昇 蒸発乾固 水循環

本研究は, 海水の沸点上昇から求める溶質のモル濃度と, 蒸発乾固をして得られる固形成分の質量から, 採取した海水中に含まれる固形成分の含有比を求め, 定量することを利用して, 海水中の固形成分比が常に一定ではなく, 降水や河川の流入によって薄まり, 時間の経過や場所の広がりによって一定に保つ作用があるがあり, 全体として循環していることを数値化すること目的であった。この数値化をみる成分として, 海水中の固形成分の中で最も多く含まれる塩化ナトリウムのモル濃度の変化を見ることで, 降水による海水の薄まりは, 降水後約5~7時間から回復しはじめることや, 河川の流入による海水の薄まりは, 河口からは1~2km程度沖へ行けば影響がないことが見いだせた。