サイエンスキャッスル2017

講演情報

関西大会

[WS4] ポスター発表 奇数

2017年12月23日(土) 14:00 〜 14:50 ポスターエリア (B1F第二体育館)

14:00 〜 14:50

[P-103] モクズガニを指標に用いた海と川の連続性の評価

田中 宏樹, 山下 恵知 (学校法人金光学園 金光学園中学・高等学校 Team.Mokuzugani)

キーワード:モクズガニ、海と川の連続性、種の保存、水産有用種、増殖

モクズガニは、降河回遊種 (海で生まれ、川で成長し、再び産卵のために海へと回遊する種) である。河川においては、魚を対象とした魚道の整備は進められているが、甲殻類を対象としては必ずしも考慮されていない。そこで、上海ガニの仲間で食用にもなる水産有用種のモクズガニに注目して、堰などの障害物が、モクズガニにとっての川の連続性にどの程度影響を及ぼしているかに注目して研究を進めている。

現在、室内実験で、モクズガニの隠れ家の好みを探りながら、フィールドワークを行っており、1つの堰を挟んで上流で個体を確認できていない。この堰が連続性の障害になっている可能性があるとみて、調査を進めている。