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[P-7] 緑茶の成分と抗生物質の抗菌作用との関係
キーワード:緑茶、抗生物質、抗菌
緑茶の成分であるカテキンは単独で抗菌効果があるだけでなく(Ikigai et al,1993)、緑茶エキスはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対するβ—ラクタム系薬剤の効果を増強させることが報告されているが(Yamazaki et al, 1996)、ミトコンドリアや腸内細菌などへの影響を考えると一概に良いこととも言えない。一方で、一般には「緑茶で薬を服用すると薬が効かなくなる」と言われているが、抗生物質に関してそのような報告はなく、この言い伝えについて科学的に検証する必要がある。本研究はこれらの検証を通して、抗生物質の適正な使用方法を探ることを目的とした。(本研究は(公)齋藤憲三・山﨑貞一顕彰会の支援のもとで実施されたものです)