サイエンスキャッスル2017

講演情報

関西大会

[WS5] ポスター発表 偶数

2017年12月23日(土) 15:00 〜 15:50 ポスターエリア (B1F第二体育館)

15:00 〜 15:50

[P-110] ヘドロ電池の発電における微生物の影響

岩田 祐樹 (ルネサンス大阪高等学校 スーパーサイエンスコース)

キーワード:ヘドロ電池、微生物燃料電池、凍結、滅菌、凝固点降下

微生物燃料電池キットMudWattと淀川の底泥を用いてヘドロ電池を作成した。実験を進める中で、ヘドロ電池の発電には微生物の代謝を利用しない反応が関わっているのではないかと考えた。実際に微生物が関わらなくても発電するのか確認するため、

①オートクレーブでヘドロを滅菌し、無菌的に電池を作成、

②電池を冷凍し、微生物の活性を抑制、

の2つの実験を行った。

滅菌した場合、結果にばらつきが生じた。また、回路を繋いだまま冷凍した場合、ほとんど発電しなかった。完全に凍結したことで溶液での反応が起こらなくなり、その結果発電しなかった可能性も考えられるため、溶液が完全には凍らずかつ微生物活性を抑制できる条件を検討中である。