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[O-10] 水生昆虫の飛ぶ前の行動は2つのタイプに分けられる
キーワード:水生昆虫、ゲンゴロウ、体温、飛翔
水生昆虫は飛翔準備行動から2つのタイプに分けることができた。一つは「がっつり型」で、コガタノゲンゴロウなどの大型種が該当し、陸上昆虫と同様に飛翔前に体温を40℃近くまで上昇させて飛ぶ。体表面の親水性が高く、水から出て体を乾燥させ、静止した状態で内部飛翔筋で発熱する。もう一つは「ちょこっと型」で、ハイイロゲンゴロウなどの小型種が該当し、体温を少し上昇させて飛ぶ。体表面が水をはじき、水面から直接飛ぶこともできる。