SCIENCE CASTLE2017

Presentation information

関西大会

[WS2] 口頭発表 O-1~O-6

Sat. Dec 23, 2017 10:00 AM - 11:30 AM 口頭発表会場 (3Fマリアンホール)

10:45 AM - 11:00 AM

[O-4] オニクマムシの乾眠からの蘇生条件

池内 明香, 佐伯 悠, 岡田 愛生, 佐藤 海里, 西原 緋呂 (愛媛県立今治西高等学校)

Keywords:オニクマムシ、乾眠、tun、蘇生、極限環境耐性、LEAタンパク質

オニクマムシの蘇生率と蘇生速度は乾眠導入 (tun化) 時の温度・湿度によって変化する。tun化温度が25℃の時は湿度が高いほど高い蘇生率を示し、tun化温度が30℃の時は蘇生率が大きく低下する。その要因は、tun化温度が30℃以上だと耐性タンパク質の最適温度を超え障害が出ることにある。また、高湿度でtun化するとtun状態での極限環境耐性が向上するのは、耐性タンパク質の乾眠時の分子構造の変化に湿度が影響するからである。