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[O-1] 幸屋火砕流が大隅諸島のエンマコガネ類に与えた影響
キーワード:ヤクシマエンマコガネ、エンマコガネ、幸屋火砕流、鬼界カルデラ、昆虫相形成
大隅諸島におけるエンマコガネ類の分布を詳細に調べた結果, 複数の種で大隅諸島の竹島, 硫黄島で分布の欠落が見られ, 幸屋火砕流による絶滅が示唆された。屋久島の種数の多さは幸屋火砕流を免れたためであり, 口永良部島の個体数の多さは, シカの個体数が多いためと考えられた。
ヤクシマエンマコガネは飛ぶことをやめたことで, 飛翔筋の減少による体型の変化 (胸部に対して腹部が小さい) が生じている。飛べない代わりに何かの能力が秀でているということはなく, 何の担保もなくただ飛ぶことをやめたと思われた。移動能力の低さがヤクシマエンマコガネの分布を屋久島南部に極限していると考察した。 (278字)
ヤクシマエンマコガネは飛ぶことをやめたことで, 飛翔筋の減少による体型の変化 (胸部に対して腹部が小さい) が生じている。飛べない代わりに何かの能力が秀でているということはなく, 何の担保もなくただ飛ぶことをやめたと思われた。移動能力の低さがヤクシマエンマコガネの分布を屋久島南部に極限していると考察した。 (278字)